イラスト制作ツール - CLIP STUDIO PAINTサブツール(旧ver)
鉛筆、ペン、消しゴムなどの基本的なカスタムサブツール
2012-06-15 14:15:00 update
※このページのサブツールは古いverです。最新版はこちらのページからDLください。
→CLIP STUDIO PAINTサブツール ver2
※Windows版のCLIP STUDIO PAINT PRO Version1.0.0 で、鉛筆、水彩、エアブラシ、油彩ツールにおいて、「ストローク」の「連続吹き付け」をオンにしていると、描画中にフリーズする現象を確認しました。
2012/6/4 20:44以前にDLした方は、「連続吹き付け」をオフにしてご使用ください。
CLIP STUDIO PAINTのカスタムサブツールのセットです。
私がIllustStudioで普段使っているツール設定に合わせてカスタマイズしました。
環境や描き方が合うようでしたらご利用ください。
ワークスペースのカスタマイズについてはこちら。
ダウンロード(sutをまとめてzip圧縮、654k)
→CLIP STUDIO PAINTサブツール ver2
※Windows版のCLIP STUDIO PAINT PRO Version1.0.0 で、鉛筆、水彩、エアブラシ、油彩ツールにおいて、「ストローク」の「連続吹き付け」をオンにしていると、描画中にフリーズする現象を確認しました。
2012/6/4 20:44以前にDLした方は、「連続吹き付け」をオフにしてご使用ください。
CLIP STUDIO PAINTのカスタムサブツールのセットです。
私がIllustStudioで普段使っているツール設定に合わせてカスタマイズしました。
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ご注意
- 作成者は玉英です。
- Windows版のCLIP STUDIO PAINT PRO Version1.0.0 で動作確認しています。ソフトのバージョンアップによってサブツールの機能が変更される可能性がありますので、ご確認の上ご使用ください。
- 作成者の作業環境は、常用している用紙サイズが2382px x 1684px、350dpi、主にカラーイラストを作成しています。それよりもさらに大きいイラストを描くことが多いです。解像度やタブレット筆圧設定の違いによっては合わないかと思いますので、適宜ブラシサイズや筆圧設定を調整してご使用ください。
サブツールの使い方
[公式]サブツールパレットのカスタム
DLしたサブツールを使うには、サブツールパレットから「サブツールの読み込み」をします。
サブツールパレットの左上を

クリックすると、メニューが出るので、「サブツールの読み込み」を選択

するとファイル選択ダイアログが出ますので、読み込みたいサブツールを選んでください。
読み込んだサブツールのアイコンはツールパレットにドラッグして移動することもできます。
常用したいツールはツールパレットに移動しておくと1クリックで選択できて便利です。
カスタムサブツール解説
それぞれどういうツールなのかは後述します。(リンクをクリックでページ内ジャンプ)
ブラシ先端形状はデフォルトでインストールされている素材のみ使用しています。
選択や塗りつぶしなどはちょっとした設定変更なので分かる方はわざわざ私のをDLする必要はないかと思いますが、一応含めておきました。
1.鉛筆
◎アナログ鉛筆10 (101_アナログ鉛筆10.sut)
デフォルトの「色鉛筆」を元に改造。

- 下描き用に使っているツールです。
- 等倍で見ると太いですが、これを50%表示ぐらいで見ながら使っています。こんなかんじ
- 50%表示したときにアナログの2Bぐらいの鉛筆っぽく、がコンセプト
- 薄く描こうとしたら薄めに、重ねてがしがし描いたら濃くなって薄い線とはっきり見分けがつく、という点に鉛筆っぽさを求めました。
◎アナログ鉛筆5 (102_アナログ鉛筆5.sut)
↑の「アナログ鉛筆10」のブラシサイズを5pxにしたのをもとに改造。

- 「アナログ鉛筆10」からの変更点は、細くてもくっきり見えるように若干濃くしたのと、アンチエイリアスを強めにした点
- 目や髪の毛などの細かい部分の下描きや、解像度の低い絵の下描きに使うことを想定してます
◎木炭鉛筆 (103_木炭鉛筆.sut)
↑の「アナログ鉛筆10」のブラシ先端形状をいろいろ変えて調整

- 木炭鉛筆って画材屋とかで売ってるデッサン用の濃い鉛筆のことですが、そんな荒くて濃ゆい感じの鉛筆です
- より解像度の高い絵の下書きとか
- やわらかい鉛筆や色鉛筆でざくざく塗ったような絵を描きたいときの塗り用とか
- 針葉樹の葉っぱの描き込みとか
2.下描き用消しゴム
(ベクターレイヤーに描いた線には、後述の別の消しゴムを使う事が多いです。)
(塗りを薄く消すときには、後述の水彩やエアブラシを透明色にして使う事が多いです。)
(アンチエイリアスをかけずに消すときには、後述の二値可変塗りつぶしペンを透明色にして使っています。)
◎可変硬め500 (201_可変硬め500.sut)
デフォルトの消しゴムの「硬め」を元に改造。

- 筆圧で大きさが変わります。
- アンチエイリアスはかかっていますが硬めです。
- サンプル左はラスターレイヤー、右はベクターレイヤーでの挙動です。
ベクターレイヤーでは「触れた部分まで消去」します。
◎可変硬め200 (202_可変硬め200.sut)
◎可変硬め50 (203_可変硬め50.sut)
↑の消しゴムのブラシサイズを変更しただけのものです。
消しゴムツールを選んでからいちいちサイズを変更するのがめんどいのでツールパレットに3つ置いています。
3.主線清書用ペン
◎硬いカブラペン (301_硬いカブラペン.sut)
デフォルトの「カブラペン」を元に改造したのでこの名前ですが、カブラペンっぽくはないかも。

- むしろアナログだと丸ペンに近いかもしれない硬めの書き味です。
- ベクターレイヤーで使うことを想定しています。
- 手ブレ補正が強めにかかっています=重めのペンです
- すごく細い線から太い線までを1本で描けるようにというコンセプト。筆圧設定が極端にかかっています。
- 作者は1/4か1/5に縮小することを前提にこの太さにしているので、解像度によって太さを調整してください。
◎ツヤベタ (302_ツヤベタ.sut)
デフォルトの「丸ペン」を元に改造。公式で配布されていたイラスタ用ペンを参考に。

- ペンの入り抜きを極端につけたもの。
- ツヤベタや髪の流れ、キズ等を描くときに重宝します
- 二値ではありませんので、コミック用途で使うときにはアンチエイリアスを切って使うとよいと思います
4.主線用消しゴム
すべて表示サイズは10px/画面上のサイズで指定 になっています。
①交点消しゴム(全レイヤー) (401_交点消しゴム(全レイヤー).sut)
下書き・文字レイヤーを除くすべてのベクターレイヤーを参照し、
ベクター線の交点までを消す消しゴムです。ほとんどはこれでOK
②交点消しゴム(作業レイヤー) (402_交点消しゴム(作業レイヤー).sut)
作業中のレイヤーのみ参照する交点消しゴムです。
③接触点消しゴム(作業レイヤー) (403_接触点消しゴム(作業レイヤー).sut)
①②では余計なところまで消えてしまう場合や、
線の一部のみを消したい場合はこれを使います。
なお、私は修飾キー設定で、消しゴムツール使用中にaltキーを押すと
スポイトでなくこの消しゴムに切り替わるように設定しました。

髪の毛とか描く場合に便利です。
5.二値での塗りつぶし・選択
まず「ヌリワケ」レイヤーを1枚作ってパーツ毎に二値で地塗りをし
そのあと「ヌリワケ」レイヤーから選択範囲をとってシャドウ・ハイライトレイヤーに水彩ツールなどで塗る
という手順をとっています。
なので、塗りつぶし・選択に関するツールは
すべて色の誤差0、アンチエイリアスなしのを用意しておきます。
①シンプル塗りつぶし (501_シンプル塗りつぶし.sut) ※塗りつぶしツール

領域拡縮なし、隙間閉じなし、隣接ピクセルをたどるon、他レイヤーの参照あり
クリックしたところだけを塗りつぶす、シンプルな塗りつぶしツールです。
②同色塗りつぶし (502_同色塗りつぶし.sut) ※塗りつぶしツール

作業中のレイヤーで同じ色で塗られているところをすべて塗りつぶします。
領域拡縮なし。パーツの色を変更するとき等に使います。
③ヌリワケ (503_ヌリワケ.sut) ※塗りつぶしツール

ヌリワケには主にこれを使っています。
ベクターレイヤーに描いたアンチエイリアスのある主線を参照して
ヌリワケレイヤーに塗ることを想定した塗りつぶしツールです。
(アンチエイリアスがない主線で隙間がないのなら①のほうが使いやすいです)
領域を1ピクセル拡張、3ピクセルまでの隙間閉じ、細い領域にしみこむ、ベクター中心線で塗り止まる
このツールで1箇所につき1クリックすればだいたいokというらくちんな塗りつぶしツールです。
たまにはみだすのと、非常に細いところはさすがに修正が必要なこと
同じ所を何度もクリックすると領域が太るので注意が必要です。
(はみ出し・塗り損ねの修正には後述の「二値可変塗りつぶしペン」を使っています)
④同色二値選択(作業中レイヤー) (504_同色二値選択(作業中レイヤー).sut) ※自動選択ツール

作業中のレイヤーから同じ色の部分をすべて選択します。
パーツ毎にヌリワケたレイヤーから選択範囲を取得するために使う事を想定しています。
⑤隣接二値選択(作業中レイヤー) (505_隣接二値選択(作業中レイヤー)).sut) ※自動選択ツール

④に似ていますが、クリックした部分のまわりだけ選択したいときに使います。
他のレイヤーは参照しません。
⑥隣接二値選択(全レイヤー) (506_隣接二値選択(全レイヤー).sut) ※自動選択ツール

⑤に似ていますが、他のレイヤーを参照します。
⑦閉領域フィル二値 (507_閉領域フィル二値.sut) ※閉領域フィルツール

③ヌリワケ の閉領域フィルツールverみたいな挙動
⑧投げなわ選択二値 (508_投げなわ選択二値.sut) ※投げなわ選択ツール
投げなわ選択ツールのアンチエイリアスをオフにしたもの。
ヌリワケレイヤー上で範囲選択をして消去とか色変更とかしたい場合に使います。
⑨参照レイヤー同色二値選択 (509_参照レイヤー同色二値選択.sut) ※自動選択ツール
④に似ていますが、パーツ毎にヌリワケたレイヤーから選択範囲を取得することに特化したもの。
パーツ毎にヌリワケたレイヤーを参照レイヤーに設定してお使いください。
説明すると長くなるのでこちらにまとめておきました。
6.塗りつぶしペン
◎水彩ベタ (601_水彩ベタ.sut) ※水彩ツール
デフォルトの「不透明水彩」を元に改造。

- 不透明水彩でベタ塗りしたっぽい感じを出したいとか、やわらかめに塗りつぶしたい時用。
◎二値可変塗りつぶしペン (602_二値可変塗りつぶしペン.sut) ※ペンツール
デフォルトの「Gペン」を元に改造。

- ヌリワケレイヤー上で、隙間を閉じたり、塗りつぶしツールだと塗り残しになるところを埋めたりする用途を想定
- アンチエイリアスオフ
- 完全にムラのないベタを塗りたいときはこれを使います。
◎可変塗りつぶしペン (603_可変塗りつぶしペン.sut) ※ペンツール
↑のアンチエイリアスありverですが、筆圧設定を若干変えています。

- いわゆる「セル塗り」っぽく仕上げる絵の時のハイライト、シャドウの描き込み用として使うことが多いです。
- 服の模様を描き込むとき等もこれで描くことが多いです。
7.水彩・エアブラシ・油彩
◎ざっくり水彩 (701_ざっくり水彩.sut) ※水彩ツール
デフォルトの「不透明水彩」を元に改造。

- よくあるデジタル系水彩ブラシの挙動。
- 水彩境界やにじみや色混ぜなどはなく、描画色そのままのシンプルなブラシです。
- ちょっとコピックっぽいかもしれない。
- ラフに色を塗るときや、肌など透明感を出したいときはコレ1本で塗っています。
◎硬軟両用エアブラシ (702_硬軟両用エアブラシ.sut) ※エアブラシツール
デフォルトの「柔らか」を元に改造。

- よくあるデジタル系エアブラシの挙動に、ブラシ濃度だけ特有の挙動をプラス。
- 硬軟と言ってますが、実は濃淡でして、ブラシ濃度が極端に変化するブラシです。
筆圧低め→淡(やわらかい感じ)
筆圧高め→濃(硬い感じ)
になるという - シャツ等のやわらかい布や、女の子の肌等を塗るのに使うと便利
◎ぼかしエアブラシ (703_ぼかしエアブラシ.sut) ※エアブラシツール
デフォルトの「柔らか」を元に改造。

- よくあるデジタル系エアブラシの挙動。
- 階調を目立たせずに色をなめらかに変化させたい場合に使います。セル塗りにプラスαしたいときに重宝します
- 塗りを薄く消したい場合の消しゴムがわりに透明色で使ったりもします
- 光源方向からほんわり差す感じの仕上げのハイライトや、
立体感を出すための照り返しの光なんかにも使っています。
◎油彩荒筆 (704_油彩荒筆.sut) ※油彩ツール
デフォルトの「油彩平筆」を元にブラシ先端を変更したり等改造。

- そのうちほとんど同じのが公式で配布されそうな気がします。
- 髪の毛やファーなどを描くのに重宝します。
8.おまけ
◎アナログ鉛筆二色 ※鉛筆ツール
前掲の「アナログ鉛筆10」を、筆圧でサブ描画色と切り替わるように改造したもの。

- 摩耶薫子先生のサイトを見て、ひょっとしたら便利かな?と思って作ってみたんだけど…
- 描画色を切り替えながら描けばいいんじゃね?という結論に達したので、私は使いません(笑)
◎1ドットペン ※鉛筆ツール
鉛筆をアンチエイリアスなし筆圧なし1ドット描画するように改造したもの。

- アイコンのドット修正とかに使えるかも?
- サイズ変更すれば昔のphotoshopでいう鉛筆ツールみたいな挙動になります
(前掲の「アニメ可変塗りつぶしツール」でも同じようなものですが)
◎葉っぱ(入り抜き)水彩_重ね ※水彩ツール

- 同名の自作イラスタブラシと同じ挙動をさせたかったんだが、何故か同じにならない。
- 草とか描くときに使えるかも?
◎濃い滲み2色_水彩風葉 ※墨ツール
デフォルトの「濃い滲み」を元に改造。

- サブ描画色がランダムに混ざるようにしてみた。
- 草原とか木の葉っぱとか、迷彩柄とか描くのに使えそうな予感。
◎濃い滲み2色_塗り混ぜる ※墨ツール
デフォルトの「濃い滲み」を元に改造。

- サブ描画色が筆圧に応じて混ざるようにしてみた。
- これも背景用とかに使えそうな予感。
以上
ver.1 2012/06/03
ver.1.1 2012/6/4 20:44
ver.1.2 2012/6/15 13:47
ver.1.1 2012/6/4 20:44
ver.1.2 2012/6/15 13:47







