イラスト制作ツール - 自動アニメカラー変換 オートアクション版
オートアクション 自動影色指定、自動アニメカラー変換アクション版 ■CLIP STUDIO PAINT用
2013-06-07 18:33:00 update
第1回 CLIP STUDIO PAINT イメージングプラグイン開発コンテスト で特別賞をいただいた
「自動アニメカラー変換」フィルタ
および出品作「自動影色変換」フィルタ
と(実装方法は違いますが)同様の発想で作ったオートアクションです。
プラグインを開発するまではこのアクションを使って同様の処理をしていました。
カラーのラスターレイヤーにヌリワケまで行ったものを用意しておき、
オートアクションを実行すると、新規レイヤーに影またはハイライトの仮色を生成します。
・ヌリワケの色をアニメカラー_カラーセットから選んで塗っている場合、
アニメカラー-シャドウ 等のアクションを実行してください。
カラーセット中の隣のタイルの色で置き換えます。
(※おまけでコピック版もつくりました。
.too公式サイトからDLしたCopic346c _R.acoをそのままドラッグしたカラーセット
を使用している場合、アニメカラーのアクションと同様の使い方で変換できます。
コピック版はこのサイトからDLしたzipにのみ含まれています。CLIPにはupしていません。)
・それ以外の色を使用している場合、
自動影色指定-シャドウ および 自動影色指定-ハイライトを実行してください。
ヌリワケの色の色域別に色相・彩度を調整して仮の影色を作成します。
という使用方法を想定しています。
プラグイン版のほうが処理も速く使いやすいですが、PRO版・Macユーザーの方は使えませんので
こちらのオートアクション版をご使用いただければと思います。
また、オートアクション版なら「色域選択」「描画色の変更」コマンドを差し替え(+色サンプルセット.lipを書き換え)ることでお好みの色に変換させることができます。
その他のアクションはこちら クリペアクション集g_action_CSP
「自動アニメカラー変換」フィルタ
および出品作「自動影色変換」フィルタ
と(実装方法は違いますが)同様の発想で作ったオートアクションです。
プラグインを開発するまではこのアクションを使って同様の処理をしていました。
カラーのラスターレイヤーにヌリワケまで行ったものを用意しておき、
オートアクションを実行すると、新規レイヤーに影またはハイライトの仮色を生成します。
・ヌリワケの色をアニメカラー_カラーセットから選んで塗っている場合、
アニメカラー-シャドウ 等のアクションを実行してください。
カラーセット中の隣のタイルの色で置き換えます。
(※おまけでコピック版もつくりました。
.too公式サイトからDLしたCopic346c _R.acoをそのままドラッグしたカラーセット
を使用している場合、アニメカラーのアクションと同様の使い方で変換できます。
コピック版はこのサイトからDLしたzipにのみ含まれています。CLIPにはupしていません。)
・それ以外の色を使用している場合、
自動影色指定-シャドウ および 自動影色指定-ハイライトを実行してください。
ヌリワケの色の色域別に色相・彩度を調整して仮の影色を作成します。
という使用方法を想定しています。
プラグイン版のほうが処理も速く使いやすいですが、PRO版・Macユーザーの方は使えませんので
こちらのオートアクション版をご使用いただければと思います。
また、オートアクション版なら「色域選択」「描画色の変更」コマンドを差し替え(+色サンプルセット.lipを書き換え)ることでお好みの色に変換させることができます。
ご注意
- アクションの作成者は玉英です。
- Windows 7 64bit、CLIP STUDIO PAINT EX 1.2.3で動作確認しています。
1.0.4以前のバージョンにはオートアクションパレットがないため使用できません。
1.2.2RCにはオートアクション中で色域選択ができないというバグがありますので使用できません。
ソフトのバージョンアップに伴い、機能が使えなくなる等の可能性があります。 - 加工、再配布などは自由ですが、再配布の際にはこのページをご紹介ください。事前の許可は必要ありませんが、使用の感想などいただけると嬉しいです。
その他のアクションはこちら クリペアクション集g_action_CSP
プラグイン版との違い
-
■1 オートアクション実行前に、
添付の「色サンプルセット_ver2.0.lip」画像を仕込む必要があります。
(CLIPでDLした場合は「色サンプルセット」になっていますが同じものです。)
(以前当サイトのg_action_CSPに同梱していたものはバージョンが古く、アニメカラーが含まれていないので、「色サンプルセット_ver2.0.lip」をご使用ください。)
■2 実行には時間がかかります。
1000×2000の画像で、
・Windows7・64bit・Intel core i7 3700K・メモリ32G
の環境で自動アニメカラー変換が20秒ぐらい。自動影色指定は4秒ぐらい
・WindowsVista・32bit・Intel core 2 duo U9300・メモリ3G
の環境で自動アニメカラー変換アクションが2分ぐらい。自動影色指定は20秒ぐらい
実行中はパレットが白くなってフリーズしたような状態になりますが
オートアクションが終了すれば通常動作に戻ります。
■3 選択範囲内のみへの実行はできません。
→レイヤー全体ではなく、一部のみの色を変更したい場合は、事前に
色を変えたい部分だけを切り取り・貼り付けして別のレイヤーにしてから
オートアクションを実行する等してください。
■4 事前のプレビューや、アクション途中での色の濃さの調節はできません。
■5 たくさんのコマンドを実行する為、
ヒストリーでオートアクション実行前の状態に戻ることはできません。
→オートアクション実行前に作業中のファイルを保存してください。
■6 自動影色指定アクションは、
自動影色指定フィルタ(または自動アニメカラー変換の「自動的に変換」)
による変換とは色域の定義方法が違うので、変換結果の色も若干異なります。
■7 MACユーザー、PRO版ユーザーの方でも使用できます。
■8 元画像のレイヤーをそのまま残し、新規に仮の影色のレイヤーを作成します。
g_action_CSP_Animecolorに含まれているアクション
- 自動影色指定-シャドウ
自動影色指定-ハイライト
自動アニメカラー変換-シャドウ
自動アニメカラー変換-シャドウ2
自動アニメカラー変換-ハイライト
自動アニメカラー変換-ハイライト2 - 自動アニメカラー変換-シャドウ2→自動影色指定-シャドウ
- 塗り用レイヤーセット(FULL)_sample
- 描画色で塗り替える
おまけ
自動影色指定-シャドウ / ハイライト
自動アニメカラー変換-シャドウ / シャドウ2 / ハイライト / ハイライト2
この6つのアクションは、使い方は全部一緒です。
アクションの使い方
- 0■まず、作業中の画像を保存してください。ヒストリーでアクション実行前に戻ることは出来ません。
- 1■色を変換したいレイヤー(カラーのラスターレイヤー)の上のレイヤーに、
添付の「色サンプルセット_ver2.0.lip」画像(png版はこちら)を配置します。(必須です)
「色サンプルセット_ver2.0.lip」および、「色サンプルセット_ver2.0.lip」がかぶる位置にある画像は
アクション終了までに削除されるので、
何も描いていない部分か、消えてもよい場所に配置して下さい。 - 2■配置したら、色サンプルセット_ver2.0 のレイヤーが編集中になっていることを確認してから、
オートアクションを実行してください。 - 3■オートアクションが終了するまでには時間がかかります。しばらく待ちます。
自動影色指定-シャドウ
自動アニメカラー変換-シャドウ2
こんなかんじで
・あらかじめ影部分のラフのレイヤーを作成しておいて選択範囲をとって削除してみたり、
・レイヤーマスク→選択範囲外にマスク してから黒で影にしたい部分を塗るとカラートーンっぽく使えるかも
アクション版でもプラグイン版でも、自動影色指定でもアニメカラー変換でもそうですが、
肌色部分の変換は苦手としています。
自動影色指定は黒めになったり黄緑っぽくなったりする傾向があり
アニメカラー変換では、隣のタイルを取得しているので色数の多い薄い色は色の差がなくなりがち
なので、私は肌色の変換などでは、自分用のデフォルト色を追加で仕込んで使っています。
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プラグイン版では、アニメカラー以外の部分をどうするかを選択できますが、
このオートアクション中の自動アニメカラー変換アクションは、アニメカラーで塗り分けた部分のみに対して変換を行います。
アニメカラー以外の色の範囲に対しては、
再度「色サンプルセット_ver2.0.lip」画像を配置したうえで
自動影色指定アクションを実行する必要があります。
◎ アクションの内容について & 「色サンプルセット_ver2.0.lip」とは何か
オートアクションverでは、「色域選択」で選択範囲をとって塗りつぶし、または色相・彩度・明度フィルタをかけ、
選択を解除する、
の繰り返しを色数または色域のぶんだけ繰り返して処理しています。
選択を解除コマンド実行時に選択範囲が存在しない場合、
「現在、選択を解除は実行できません。」
という警告ダイアログが出ます。
これを回避するには、オートアクションの色域選択コマンドを実行したときに
必ず選択範囲ができるようにする必要があります。
そのために使用するのが「色サンプルセット_ver2.0.lip」画像です。
アクション中の全「色域選択」コマンドで使用している色を、1ドットずつ並べたものです。
lip画像を開いて、すべてを選択→コピー→変換したい画像にペースト するか、
または画像を素材パレットに登録しておき、素材パレットから変換したい画像にドラッグして使用して下さい。
ヌリワケはアンチエイリアスのない状態にすることを推奨します。アンチエイリアスがかかったレイヤーに対して使うと、処理がより重くなったり、実行結果がおかしくなる(縞になったりする)可能性があります。
自動アニメカラー変換-シャドウ2→自動影色指定-シャドウ
自動アニメカラー変換-シャドウ2 と 自動影色指定-シャドウ を複合したアクションです。
プラグイン版の自動アニメカラー変換をデフォルト値で実行した場合と似たような結果になります。
カスタマイズの参考として入れておきます。
塗り用レイヤーセット(FULL)_sample
作者がよく使う特定の色の変換と、彩色用レイヤー一式の追加を加えて
改造したオートアクションです。
作者はプラグインを作成するまでこのようなアクションを使用していました。
メイキング中のこの段階で使用します
現在実用しているのはこのアクションの色変換部分をプラグイン版に置き換えたものです。
改造の参考にしていただければと思います。
※以前g_action_CSP中で配布していたものとはレイヤー順が変更されていますのでご注意ください。
「ヌリワケ」レイヤーの上にクリッピングフォルダを作成し、
クリッピングフォルダの中にシャドウ用・ハイライト用などの塗り作業に必要なレイヤー一式を追加します。
さらに、「ヌリワケ」レイヤーの直上に配置していた「仮影指定」レイヤーに塗られている色を、
「ヌリワケ」レイヤーの色から仮に導き出されたシャドウ色に塗り替えます。
アクションの使い方
- 1■ キャラクターのヌリワケまで終わった画像を用意します。
「ヌリワケ」レイヤー(名前はなんでもいい)はカラーのラスターレイヤーにし、二値の塗りつぶしツールやペンなどを使ってヌリワケておきます。
- 2■ 「ヌリワケ」の1つ上に影指定用のカラーのラスターレイヤーを作成し、モノクロでざっくり塗っておきます。
(この影指定はアクション中で透明度に応じて一色で塗り替えられるので、多色で塗ってもつぶれてしまいます。)
影指定をしない場合は、ダミーの空レイヤーを置いてください。別の中身のあるレイヤーがあると誤作動して消えてしまいます。
- 3■ 「ヌリワケ」の1つ上のレイヤーに、「色サンプルセット.lip」を配置します。
- 4■ オートアクションを実行します。
しばらく待ちます。 - 5■ ヒストリーパレットに「選択を解除」と出て止まったら終了しています。
- 6■ 適当な名前で保存して、作画を続行します。
描画色で塗り替える
ショートカットキーやエクスプレスパッドなどに割り当てておいて、
自動影色指定の色が気に入らない場合、このアクションで塗り替えると便利です。
オートアクションのカスタマイズ
コマンドを削除するには、
- 1■ コマンド名を右クリックし、「オートアクションの複製」をクリック
- 2■ ▼をクリックしてオートアクションのコマンドリストを開く
- 3■ 不要そうなコマンドの列の、一番左の実行切り替えチェックを外す
- 4■ アクションを実行してみる
- 5■ 問題がなければ、コマンドを削除する
コマンドは追加・入れ替えすることもできます。
カスタマイズ例:色の追加・変更
上記赤枠の部分をアニメカラーの色の数のぶん繰り返しています。順序はアニメカラー_カラーセットの左上→右下の順になっていますので、該当する色を探して差し替えるのでもよいのですが、とてもめんどくさいので、処理が若干遅くなるのが気にならなければ、末尾に追加して対応するのが簡単です。
どの色がどの色に変換されているかを一覧表示するには、アニメカラー_カラーセットのpng画像をDLし、レイヤーを複製後にアクションを実行して、元のレイヤーと比較すればOKです。
オートアクションを複製し、名前を変更してから、
変更後のオートアクションを展開し、アクションの最後のほうへスクロール
- 1■ 上記画像赤枠部分のコマンドをShiftキーでまとめて選択→右クリック→「コマンドの複製」をクリックします。複製後のコマンドが一行おきにまとめて選択されていますので、選択を解除しないように気をつけて適当に上下にドラッグすると、複製後のだけまとまります
- 2■ 複製後のコマンド内の「色域選択」を差し替えます。選択範囲→色域選択・色の許容誤差0.00・選択タイプは新規に作成・複数参照にチェック・選択されたレイヤー でアクション実行後の色のレイヤー上でスポイト
- 3■ 同様に、「描画色を変更」コマンドを差し替えます。修正後の色にします
アクションにはコメント機能はありませんが、アクションの最後でレイヤー名を変換するレイヤーのレイヤー名を、コメント代わりに使うことができます。
注意点として、「色域選択」で選ぶ色が「色サンプルセット.lip」画像に含まれているかどうか確認する必要があります。アニメカラー_カラーセット内の色ならばOKですが、もし別の色を追加した場合は、「色サンプルセット.lip」にもその色を足す必要があります。ドットペンかアンチエイリアスのないペン等で追加してください。
以上
おまけとしてコピック版 g_action_CSP_copiccolor.laf を同梱 2013/06/07
ver.1 2013/06/05
ver.1 2013/06/05