イラスト制作ツール - g_action4
アニメ・2DCGイラスト制作に特化したアクション 主線抽出等 ■Photoshop用
2008-03-22 01:48:10 update
Photoshop(4.0以上)では、反復作業の自動化のために「アクション」機能が提供されています。
このページでは、「銀の月動画計画」特製アクション g_action4 の配布をおこなっています。
Photoshopを使ったアニメ・イラスト製作に特化したアクション集ですので、よろしければご利用ください。
自分でアクションを作成する方法は別のページで解説しています。
このページでは、「銀の月動画計画」特製アクション g_action4 の配布をおこなっています。
Photoshopを使ったアニメ・イラスト製作に特化したアクション集ですので、よろしければご利用ください。
自分でアクションを作成する方法は別のページで解説しています。
ご注意
- アクションの作成者は玉英です。
- Windows版のPhotoshop5.5、およびPhotoshopCSで動作確認しています。最近のバージョンでは全機能使えるかどうかわかりません。自分でアクションを作成する方法を参照ください。
- 加工、再配布などは自由ですが、再配布の際にはこのページをご紹介ください。事前の許可は必要ありませんが、使用の感想などいただけると嬉しいです。
アクションの使い方
まず、ダウンロードしたlzhファイルを解凍してください。g_action4.atn というファイルができます。これがアクションファイルです。マイドキュメントなど適当な場所に移動してください。
Photoshopを起動します。
アクションパレットがヒストリーパレットのうしろに隠れている場合は、アクションタブをクリックしてアクションパレットを表示させてください。
アクションパレットが表示された状態で、右側の黒三角印を押すと、アクションパレットのメニューが出ます。
「アクションの読み込み」を選ぶと、ファイルの読み込みと同じようなウインドウが出ますので、g_action4.atn を読み込んでください。
すると、アクションパレットに追加されます。
アクションを実行するには、項目名(例:「動画下準備」)をクリックして選択し、白三角印(再生ボタン)をぽちっと押せば、アクションに設定された作業を、Photoshopが自動でぜんぶやってくれます。
また、項目名をダブルクリックしますと、「アクションの設定」ウインドウがひらき、アクションをファンクションキーに割り当てることが出来ます。たとえば、「動画下準備」アクションを[Ctrl] + [f3]に割り当てとけば、スキャン後ぽちっとキーを押すだけで、彩色直前状態まで仕上がるって事です。らくちんです。
g_action4に含まれているアクション
- 動画下準備
- 線の抽出184/線の抽出(非二値化)/赤チャンネル/青チャンネル/主線保存
- 拡張2px/パス塗りつぶし/パス線
- 回転/回転+縮小/印刷解像度/640*480
- レイヤー/指定レイヤー
- スキャナ起動
なお、「描画色塗」「透明保護描塗」「背景色塗」「透明保護背塗」の4つは単なる覚え書きです。Photoshopデフォルトのショートカットなので覚えておくと便利です。
「動画下準備」アクション【F3】
この原画をスキャナでカラーで取り込んだ画像に対してアクションを実行すると、主線・ハイライト指定線・シャドウ指定線をそれぞれ黒・赤・青で二値化し、別レイヤーに配置します。さらに彩色用の透明なレイヤーを、地の色・シャドウ・ハイライト用に3枚作成します。
使用前→
使用後→
こんなかんじに二値化されます。
アクションの前提条件など
- レイヤーの名前は背景のまま変更しないでください。
- 指定線に赤、青以外の色を使っている場合、二段影以上の場合などはアクションを改造してください。
- 主線を黒以外の色にしたい場合はアクションを改造してください。
- 私の筆圧にあわせて線の太さを調整しています。線が途切れる、または線が太すぎる場合は、アクションを改造してください。
「線の抽出184」アクション【S+F5】
使用前→
使用後→
こんなかんじに二値化されます。
アクションの前提条件など
- 背景以外のレイヤーで使用してください。背景レイヤーで使用したい場合はコピーを作成するか、名前を変更してください。
- 線を二値化したいレイヤーを選択した状態で実行してください。
「線の抽出(非二値化)」アクション【C+F5】
静止画など、完全に二値化したくない場合に使ってください。
使用前→
使用後→

二値化されず、アンチエイリアスかかっています。
アクションの前提条件など
- 線を抽出したいレイヤーを選択した状態で実行してください。
- 元になったレイヤーは「元レイヤー」という名前に変更されます。
- 主線を黒以外の色にしたい場合は改造してください。
「赤チャンネル」【F4】/「青チャンネル」【S+F4】
黒鉛筆で主線、赤鉛筆でハイライト指定、青鉛筆でシャドウ指定線を描いてある画像の場合、
「赤チャンネル」を実行するとハイライト線(赤線)が消え、
「青チャンネル」を実行するとシャドウ線(青線)が消えます。
主線を二値化したくない場合、このアクションを実行してから残ったシャドウ線/ハイライト線を手動で消すようにすると、きれいな主線が得られる場合があります。
使用前→
使用後→
「赤チャンネル」を実行したところ

赤線が消えています。青線部分は黒く残っています。
アクションの前提条件など
- 特定レイヤーではなく、表示画像の線が抽出されます。
- 赤、青以外の中間色を消したい場合や、消したい線が残ってしまう場合は、
「イメージ」→「色調補正」→「色相・彩度」などで消したい部分の色を純粋な赤または青に近づけてください。
主線保存【S+C+F5】
私が主線の保存に使うことが多いので主線保存という名前にしましたがわかりにくかったら変更してください。
拡張2px【S+F2】

アクションの前提条件など
- 塗りつぶしたいレイヤーと描画色を選択、選択範囲を指定してから実行してください。
パス塗りつぶし【F2】
アクションの前提条件など
- 塗りつぶしたいレイヤーと描画色を選択してから実行してください。
- すべてのパスを塗りつぶしたい場合はすべてのパスを選択してください。
パス線【C+F2】
アクションの前提条件など
- 描画したいレイヤーと描画色とブラシの種類を選択してから実行してください。
- すべてのパスをなぞりたい場合はすべてのパスを選択してください。
回転【S+F3】/回転+縮小【S+F8】/
印刷解像度【S+F9】/640*480【S+F10】
「回転」は、画像を時計回りに90°回転させます。ショートカットほしかったので割り当てました。「回転+縮小」は、画像を時計回りに90°回転させ、幅640ピクセルに縮小拡大します。
「印刷解像度」は、幅3200ピクセルに縮小拡大し、350dpiに変更します。だいたいA4に印刷できる大きさになります。
「640*480」は、解像度640*480に変更します。
レイヤー【S+F6】/指定レイヤー【S+F7】
「指定レイヤー」は、「背景」レイヤーを「シャドウ・ハイライト指定」という名前に変更して、レイヤーモードを乗算に変更、ハイライト・シャドウレイヤーの上に移動します。
元レイヤーを参照しながらのパス塗り用に作ったアクションですが私以外使わないかも......
スキャナ起動【F8】
その他、アクションの使い方に関するサイト
以上
ver.2 2006/06/25
ver.1 2005/04/09
ver.1 2005/04/09